フィリピンのゴミ捨て場のスラムに「TERAKOYA(寺子屋)」を作ろう!

ゴミを拾って生きる選択肢しかない子供たち、その未来を変える物語はあなたから始まります。

1日33円~の支援で未来が開ける子供がいる

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生きるためにゴミを拾う選択しかない子供たちがいる

ゴミ捨て場のスラムにスモーキーマウンテンに住むリアン(17歳) 

リアンはフィリピンマニラのごみ捨て場のスラム「スモーキーマウンテン」に住む17歳の高校生です。ロータスチルドレンがスモーキーマウンテンで活動する時、リアンは毎回アルバイトスタッフとして手伝ってくれています。
リアンは、お父さん、お母さん、お姉さん、お兄さん、そして2歳の幼児の弟の6人家族で暮らしています。

お父さんは毎日ゴミの中から金属やプラスティックなどの換金可能な資源を拾って、家族6人の生活を支えていますが、1日300から500ペソ(約750から1300円)の収入ではリアンの学費や教材費を捻出できません。
また、彼女の家族は電気代の支払いも滞って電気が止められることがしばしばありますが、リアンは電気がなくても蓄電式の小さなライトの灯かりを手掛かりに毎日勉強に励んでいて、学校でもトップクラスの成績をおさめています。

リアンが獲得した学校から成績優秀者に贈られる数々の賞

彼女の家族はリアンの学費を払うのが大変で一度は彼女も学校に通うのを諦めましたが、2年前からロータスチルドレンのスポンサーから学費の継続支援を受けることができ、今では学費の心配なしにいつか大好きな日本に留学することを目標に勉強に励んでいます。
そんなリアンに将来の夢を聞くと、

「日本のJAXA(宇宙航空研究開発機構)で働くこと。」

リアンは高校卒業後、大学に進学して宇宙工学を専攻していつかJAXAに就職して宇宙飛行士になりたいと目を輝かせて夢を語ってくれました。

「ゴミ捨て場のスラム」から「宇宙」へ!

リアンのようなスラムの子供たちの無限の可能性を支援する、そしてその子供たちが次の世代の子供たちにペイフォワードする。
そんな活動をロータスチルドレンは目指しています。

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ロータスチルドレンマンスリースポンサーの方々(敬称略・順不同) 

フィリピンマニラのゴミ捨て場「スモーキーマウンテン」とは ?

自然発火するスモーキーマウンテン

スモーキーマウンテン」は、フィリピンマニラの中心地から数キロ離れたトンド地区にある、かつてのマニラ中のゴミの最終処分場で、山のように積み上げられたゴミ山からメタンガスが発生し、頻繁に自然発火することからその名が付けられました。
このスモーキーマウンテンの周りには一般の職に就けない最貧困層の「スカベンジャー」と呼ばれる、ゴミの中から鉄や非鉄、ビン、プラスティックなどの資源を拾って換金して生活している人々によって巨大なスラムが形成されていきました。
しかし、スモーキーマウンテンは世界中から「貧困の象徴」と揶揄されるようになり、1995年に当時のフィリピン政府が国家の恥部だとしてこのスモーキーマウンテンを閉鎖。そして、政府はその周辺のスラムを強制撤去しました。スラムを強制撤去したフィリピン政府は、そのエリアに永住団地を建設し、スカベンジャー達に住居を無償提供しました。

しかし、ここに住むほとんどの人々は住居を与えられても雇用がないマニラでは生活ができず、結局現在もすぐ近くに場所を移したアロマゴミ捨て場でゴミを拾って生活し、その周辺のスラム「ハッピーランド」や「マーララ」などに3,000~4,000世帯、20,000人~30,000人以上ともいわれる人々が今も尚ゴミを拾いながら生活をしています。
常夏のフィリピンで長時間、悪臭の中、慣れている大人が一日ゴミを拾っても300から500ペソ(約750から1300円)にしかなりません。
貧富の差が拡大するフィリピンにおいて職につけない人々がこれらのスラムに移住して年々スカベンジャーの人口は増加の一途を辿っています。

ゴミの中から資源を拾うスカベンジャーたち

新しいゴミ捨て場のスラム「ハッピーランド」

ゴミを拾って生活する以外の未来しか選択肢がない子供たち

ゴミ捨て場のスラムの劣悪な環境下で暮らす子供たち

初めてゴミ捨て場のスラムに訪れる人は、まずその強烈な悪臭に驚かされます。
そしてスラム街の至る所に積み上げられたゴミに圧倒されてしまいます。
不衛生な舗装されていないゴミだらけの道路、下水が整備されていないために 真っ黒に変色した汚水が流れる手作りのドブ川、台風が来たら吹きとんでしまう
ベニヤ板の壁とボロボロのトタン屋根で作られたバラック小屋。
私たち先進国に生まれた国民には想像を絶する光景がそこに実在します。
彼らには我々が当たり前にある社会保障や保険制度、自由な選択肢が何もないのです。

そのような環境下なのでもちろん皮膚病や感染症、栄養失調も多く、スラムを探索すると、皮膚病の子供たちや栄養失調のために12歳を超えているのに7~8歳くらいにしか見えない子供たちも多く見かけます。
スラムのお母さんたちは、子供が何らかの疾患にかかると貧困層は診断無料の公立病院に連れていきますが、薬代を捻出することができなかったり、なんとかお金をかき集めて薬を買えたとしても環境を変えることはできないため、またすぐに疾患が再発してしまうため治療を諦めてしまいます。
中には結核になっても貧困のためゴミ拾いを休むこともできず、完治する前に薬をやめて再発、また薬を再開して中断を繰り返し、薬が効かないスーパー結核菌と言われる多剤耐性結核にかかってしまうような人もいます。

ゴミ捨て場のスラムの様子を動画でご紹介します。

絶対貧困という終わらない負の連鎖

子供たちはこのような環境下で育ち、また親も周りの人々もゴミを拾って生きる生活しか見ていないまま育っていくので、スラムの外の世界は無限の可能性や選択肢が満ち溢れていることも知らないまま成長していきます。
そして早い子は女性だと10代中頃、男性だと10代後半に子供ができ、結婚をして、彼らの親と同じくスカベンジャーの道を歩んでいってしまいます。
その負の連鎖は、フィリピンの経済がどんどん発展する傍ら、ゴミ捨て場のスラムは何十年経った今でもまったく変わらずに続いているのです。

どうしたら子供たちは広い世界に羽ばたいていけるのか?

ロータスチルドレンではこれまで学校用品の配布や食料配布支援などさまざまな支援活動を行って参りましたが、子供たちの未来を根本的に変えるため、スモーキーマウンテンに現代版の寺子屋「TERAKOYA」を創ることにいたしました!

ゴミ捨て場のスラムに現代版 寺子屋「TERAKOYA」を創ろうプロジェクト始動!

江戸の庶民の生活の基盤を築いた寺子屋をご存じですか?

江戸時代に盛んだった「寺子屋」をご存じでしょうか?寺子屋は庶民のための教育施設で、読み書きやそろばんなどの初歩的な教育を行っていました。
日本ではこの寺子屋が全国に普及したことで、寺子屋への就学率は70~85%、識字率は70%以上だったと言われ、江戸時代の日本の識字率はヨーロッパ諸国と比較しても世界的に高い水準に達しました。

ゴミ捨て場のスラムに「TERAKOYA」を創ろう!

ロータスチルドレンでは2009年よりフィリピンのゴミ捨て場のスラムで支援活動をする中で多くの子供たちに触れ、教育の大切さを痛感 してきました。しかし勉強をしたくても授業料や学校用品が買えずにドロップアウトしてしまう子供たちも少なくありません。
また、経済面だけではなく、子供たちが目標を持って学業へのモチベーションを維持する大切さ、またそれを継続して寄り添う包括的でサステナブルな献身的なサポートが必要であると考えております。
私たちはこのTERAKOYAのプロジェクトをスモーキーマウンテンの地元のバランガイ(フィリピンの市よりも小さい最小行政区)に提案をし、バランガイチェアマンからも賛同をいただいております。今後このプロジェクトはバランガイと連携をしながらこの活動を進めて参ります。

バランガイチェアマンも期待を寄せるTERAKOYAプロジェクト

子供たちがスラムから抜け出せる雇用を見据えた道筋を!

寺子屋では子供たちへの教育支援はもちろん、挨拶や掃除、整理整頓の大切さなど将来社会で生きる力を身につけていける教育を行ってまいります。
また、日本の文化や基礎的な日本語を教えたり、日本の子供たちとオンラインを通じて交流したりすることで「将来は日本で働きたい」と本気で考える子に、「TERAKOYA」の日本語教育パートナーがフィリピンで実際に運営する正式な日本語学校に特待生として推薦をし、日本の企業への就職の道筋を開いていきたいと考えております。
また、フィリピン国内の日系企業をはじめ、現地の優良企業とも連携をして質の高い雇用創出を目指します。

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ロータスチルドレンの「TERAKOYA」でのアクションプラン

ロータスチルドレンでは「TERAKOYA」を拠点にさまざまなアクションをおこしてまいります。

子供たちに希望を感じてもらい、自分で人生を創造することの楽しさや充実感を知ってもらいたい!

そのような想いで「TERAKOYA」を運営していきます!

日本語のフリースクール(中高校生向け)

フィリピンは大変な親日国として知られています。
いつか日本で働きたいという子供たちも数多くいます。
その登竜門となる日本語学校に行く前にベーシックな日本語や日本の文化などを教えるフリースクールを開校します。

学校用品配布・教育支援

ゴミ捨て場のスラムの子供たちの多くは学校かばんや文房具を購入できず、通学を諦めてしまう子も少なくありません。ロータスチルドレンでは、新学期にそのような子供たちに学校用品の配布をして支援をします。

ダンスやマンガ教室など

スラムの子供たちは学校の授業以外のことを学ぶ機会がほとんどないのが現状です。「TERAKOYA」では日本の各専門分野の講師と連携をして教室を開催して子供たちの様々な興味や才能を伸ばしていきます。

子供たちの成長を発表するイベント開催

ロータスチルドレンでは2024年よりスラムの子供たちのためのイベント「MATSURI JAPAN」を開始しました。子供たちの成長を披露したり、様々なゲストを招いて「カッコイイ大人になりたい」と子供たちが思える機会を創ります。

ものづくりを通じた学費支援

子供たちが余暇の時間でゴミを拾う以外にお小遣いを稼げるようにロータスチルドレンがミサンガなどの「ものづくり」を教えて、材料を渡して手作りの装飾品を作ってもらいます。
それを買い取りして子供たちの学費に充てるプロジェクトです。

ゴミ捨て場のスラム視察ツアー

ロータスチルドレンでは、農村開発およびニームの木を使った無農薬農業技術指導や農作物を加工して日本に輸出を行うことで農家の人々の所得向上に繋がる持続可能なビジネスモデルを構築します。

「TERAKOYA」運営パートナーの想い

日本語教育パートナー
黒川 進 さん

フィリピンで日本語学校を設立して8年となりました。多くの卒業生が夢を叶えて日本で働いています。
スモーキーマウンテンの子どもたちが、日本に行くことを希望するのであれば喜んでサポートします。

全ての子どもたちが明るい豊かな未来を選択出来る環境を創りたい。
それには、私たちだけで出来ることは限られています。多くの方にこのプロジェクトに関わっていただくことが、子どもたちの幸せを創り出します。皆様のご支援をお願い申し上げます。

ロータスチルドレン ご支援者の声 

かさい ゆい 様 (神奈川県在住)
リアン17歳のスポンサー

スポンサーになったきっかけは?

私がリアンと初めて会ったのは、ロータスチルドレン主催のスモーキーマウンテンのスラム視察ツアーでした。
スラムの現地ガイドとして現れた彼女は小柄で、でも幼い表情の中に少したくましさを秘めているような印象をもったのを覚えています。
一緒に過ごすうちに、彼女が学校の成績がとても良く、飛び級ができるぐらい勉強ができるのに、教科書代が払えず次の学年では学校に通えないかもしれないことを知りました。勉強が とても大好きで才能にあふれているのに、たった少しのお金がないだけで学校に行くことができないなんて。学校に行けば、彼女は知識と学歴を得て、未来が開けるかもしれないのに。そんな彼女の未来が、たった少しのお金が払えないために閉ざされてしまうことに 私は我慢できず、ロータスチルドレンのスポンサーになることを決意しました。

スポンサーになってからの感想

私がロータスチルドレンのマンスリースポンサーとなって、その寄付金が彼女の学費に支払われることをリアンが知ったとき、彼女は大喜びで
「ユイ、本当に本当にありがとう!絶対に一生懸命に勉強する!」
と私に誓ってくれたことが忘れられません。
また、スポンサーをするにあたり 彼女の学校の先生と話す機会もありました。先生方もみんな口をそろえて
「リアンを支援してくれてありがとう。 彼女は本当に成績が良く素晴らしい生徒なんだ」
と言います。彼女の将来が貧困のせいで閉ざされるれることなく、好きなことを学び、好きなことを仕事にする未来を彼女の手で掴み取ってくれることを願っています。

スポンサーになることを検討されている人へのメッセージ

私たちの、少しの支援でも誰かの人生を変えることができるかもしれません。誰かの未来の選択肢を増やすことが できるかもしれません。子どもたちの輝く笑顔は私たちにも言葉にできない喜びを与えてくれます。
ぜひ一緒に、子どもたちの未来に希望を与える喜びを体験しませんか?

私もロータスチルドレンの活動を応援します!

ロータスチルドレン アンバサダー
俳優 金子 拓平 さん (マニラ在住)

フィリピンで俳優活動を始めて6年が経ちました。私は今まで沢山のフィリピン人に支えられ励まされてきました。自分がフィリピンに魅了されたようにフィリピンの子供達にも日本に魅了されてほしい。
その一歩としてまずこの「寺子屋プロジェクト」でゴミ捨て場の子供たちに自分自身の無限の可能性を知ってもらい、多くの日本人と交流をしてもらいたいです。そしてスラム街の子どもたちから
「大きな目標ができた!」「いつか日本で働いてみたい!」
そういう夢や希望をもった子供たちがどんどん増えてほしいなと思います。

ロータスチルドレン代表者のご挨拶

私は2009年にリユース事業のフィリピン進出をきっかけにスモーキーマウンテンに訪れました。
学校にも行けず、悪臭と炎天下の中でゴミを拾う子供たち、しかし、そんな劣悪な環境下でもとびきりの笑顔を見せてくれる子供たち、ジョリビーというフィリピンでは大人気のハンバーガー屋のフライドチキン&スパゲッティを一口食べるだけでそっとフタを閉じて家で待つ兄弟のために持って帰る子供たち、ストリートチルドレンとは違い貧しくとも決して物乞いをしない子供たちを目の当たりにして胸を打たれ、ロータスチルドレンの活動を決意してスタートしました。

その後、フィリピンの台風による数万世帯の自然災害被災者への緊急支援やカンボジアの地方の農村や孤児院への農業指導支援など、さまざまな取り組みに挑戦して参りました。本業の傍らそれを続けてこれたのも、こちらが支援をしているようで裨益者の彼らの生きる強さから学んで得たものの方が大きいからだと感じています。

日本ではお隣さんにちょっと多めに料理を作ったからお裾分けをしたり醤油が切れたからお隣さんに借りに行くというような「分け合う」「持ちつ持たれつ」「困ったときはお互い様」というような風習が根強くありました。国際社会になった今、遠く離れたお隣さんに日本の分かち合いの精神できることから私たちの活動にご支援いただけたら幸いです。
私たち日本人も彼らからそれ以上に得るものが大きいと確信しています。

ロータスチルドレン

ご支援についてのQ&A

マンスリースポンサーのお金は何に使われますか?

「TERAKOYA」の開設費はもちろん教育支援、さまざまなカルチャー教室、イベント開催などの活動運営費用に当てられます。

マンスリースポンサーを途中で解約することは可能ですか?

はい、マンスリースポンサーはいつでも解約・再開することが可能です。

領収書をもらうとこは可能ですか?

はい、発行可能です。領収書をご希望の方は事務局までお申し付けください。

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